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北海道釧路市を拠点に活動する、カヌー・カヤックのパドリングクラブです。北海道カナディアンスラローム選手権大会(通称カナスラ)や釧路川100kmカヌーマラソンを主管しています。
2011年05月

2011年05月23日

■温もりを求めて十勝へ
日付:2011年5月22日
場所:ヌビナイ川 パンケポロナイ橋~カムイコタンキャンプ場
スタート:10時
渓石橋:11時
岩盤の落ち込み:12時10分
ヌビナイ橋:13時35分
歴舟合流:14時
ゴール:14時5分
天気:曇り
水量:やや多め
メンバー:真下夫妻、橋本さん、近藤さん、林(釧路周辺)星さん、丸谷さん、佐藤夫妻(十勝方面)

きまぐれな戸蔦別ウェーブにはことごとく敗退を重ねる釧路周辺のメンバーが
チーム十勝のヌビナイダウンリバーに参戦しました。

前日は戸蔦別に来たものの、増水中。戸蔦橋の水量は187.30近くで推移してました。
小一時間、時折倒木の流れてくる濁ったウェーブを眺めてました。
すっごくうまい人が楽しそうに乗っているような絵は眼に浮かぶのですが、
大変な目に遭っている自分たちの姿も目に浮かぶ、そんな状態でした。

戸蔦橋の水量が187.20あたりがベストのようです。187.13で消滅しているので結構シビア・・・

結局、蕎麦食って、川を眺め、アイスを食べ、滝を見て、温泉に浸かり、キャンプ。
それはそれで、嫌いじゃないです。

日が変わって、チーム十勝と合流。
初対面の人もいたので、自己紹介
新しいつながりがうまれました

P5220005.jpg
スタート地点。
今年も水量には恵まれました。
戸蔦の借りはヌビナイで返してもらうことにします。
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瀬の緊張感と清冽な水の青、柳の緑、桜の薄紅
至福の時間です
夏でも水は冷たい北海道ですが、これがあるからカヌーがやめられません
P5220027.jpg P5220031.jpg
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通称、惨劇の瀬などと呼ばれている岩盤の落ち込みの下で昼休み
「この後注意」とは言われていたのですが、何気なく突っ込み、激しく沈
ヘルメットのありがたさを痛感しました。

岩の間にカヤックが並ぶ姿は絵になります

あと、この下流、写真に写るかどうかの右岸にはまるストッパーがあり注意が必要です。
P5220040.jpg
桜の木の下のザ・ストレーナー
良い子はまねしてはいけません。
カヌーは悪い大人の遊びです。
P5220045.jpg P5220050.jpg
どこまで続くかと思われた玉石の瀬が終わり、急に空が広くなると合流です。
大河の趣きです。
P5220052.jpg
曇り空のツーリングでしたが、ゴールする頃にはポカポカ陽気に。
ようやく半袖シャツの出番です。やっぱ、十勝はええわ~
P5220055.jpg
そして帰り道、1時間走ると気温が10度急降下。
さすが、釧路。海岸線にダートが残る台地は、別の国のようでした。

道東のパドラーは寒さと戦い、温もりを求め、日々精進するのです。
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2011年05月05日

■寒かった忠類レポート
2011/05/05
場所:忠類川金山橋~上忠類橋
スタート10:30
第2砂防:11:40
第1砂防:12:00
ゴール:13:40
メンバー:真下夫妻、谷口さん、橋本さん、近藤さん、林
気温:5度
天気:曇り
水量:やや少なめ

個人的には漕がないつもりだったのに、行っちゃいました。
2年ぶりの忠類です。
P5050066.jpg
スタートは金山橋から川北温泉へ向かう林道を少し上流に歩いて、
支流からのエントリーです。
P5050068.jpg P5050070.jpg
スタート直後は細い流れ。下れるのも季節限定。
めっちゃ水はきれいなのですが、めっちゃ冷たい。
P5050073.jpg
序盤は深い谷の底のような景色が続きます。
水はあまり多くなく、時々隠れ岩にあたりました。
今年の水のピークはどうやらあっという間に過ぎていったようです。
P5050079.jpg
しばらくいくと、鉄橋のような支柱が立っている第3砂防がありました。
いままでは間を通れていたのですが、今年は・・・死ねます。
迷わずポーテージ!
P5050085.jpg P5050089.jpg
続いて第2砂防。写真の右上のような白い露頭が見えるとまもなくです。
すでに、釧路川の滑り台のようになっていました。
大して遊べないので、さくっと下りました。
まもなく第1砂防です。
こちらはだいぶんパワーダウンしていましたがまだ落差があり、緊張感を与えてくれます。
続々とストリームイン!
一段目と二段目の間は漕ぎ上がれません。それくらいの水量です(少ない)。
P5050096.jpg P5050098.jpg
一段目は高速サーフィン。
二段目はウェーブホールといえばいいのでしょうか。
フェースの角度がきつくてフロントだとすぐバウが刺さって怖い。サイドではよう乗れませんでした。
実際、何もできませんでした。
それでも寒い寒いといいつつ流れのなかへ。
ここで楽しく遊べる日はくるのでしょうか?
P5050099.jpg P5050101.jpg
その後、いつの間にか広々とした河原の広がる区間となり、適度な波の立つ流れが続きます。
暖かければ快適なのでしょうが、いかんせん寒い。
水しぶきと冷たい風のコンビネーションに一同やられ気味。
もくもくと漕いでゴールの橋へ。
いつまでたっても橋が見えないいらだち、やっと終わったという達成感。
こころなしか、つい最近同じようなことがあったような……。
P5050106.jpg
暖かい装備が欲しいな~

2011年05月02日

■美幌BCC悲願のV
5月も始まったというのにこの寒さ。
この日、標茶の最高気温は6℃にも届きませんでした。

パドルを握る手はかじかみ、吐く息は白く、降り止まぬ雨は容赦なく体温を奪っていきます。
それでも、レースは熱く繰り広げられました。

記念すべき第20回釧路川100kmカヌーマラソン。

今年はゴールデンウィーク中の開催となったためか、
参加すれば優勝をさらっていく、どんころの最強ガイド集団が不参加で
100キロの部の参加は15艇とちょっぴり少なめ。

ここ数年あと一歩な順位が続いていた美幌バックカントリークラブに、
層の厚さでは圧倒的な学生チームがビホラピの油断を突くか、レース前の予想は楽しいですね

P5010035.jpg
当日です。
ご覧のとおりの雨模様。
眠さと寒さと少しの緊張感が伝わります。
P5010036.jpg
そして1番出艇。
この瞬間は何回見てもわくわくします
スラロームレースの緊張とはまた違い、勝負相手なのに長い旅を一緒に頑張ろうと思える時間です。

今年は1週間前からまとまった量の降水があり、釧路川は増水気味でした。
例年だとあまり気にならなかった弟子屈のトウ別川合流点の下流にあるクランクが、まさかのビッグウェーブ。
必死でブレイスで艇を押さえながら、ラインも隠れ岩も半分神頼みみたいな状態で下りました。
予期せず一番のハイライトとなったチームも多かったのではないでしょうか。

また、今回ちょっといいなと思ったのが、動物の出現がやたらとあったことです
カワセミにタンチョウにテン、オジロワシ、シカ、たくさんのカモ、サギ
豪華に出迎えてくれていましたが、見れました?
ずっと下を向いていると損しますよ。

今回は優雅に楽しもうと思っていたのですが、いつの間にやらガチになっていました。
ライバル出現にスイッチが入ってしまいました。
辛いところで、付き合ってくれたお二人にこの場を借りて感謝とお詫び申し上げます。

P5010044.jpg
数少ないレース中の写真。
2位となった厳島福島―復興への日々―です。
抜かれる瞬間、いい笑顔を見せてくれました。
標茶から下流では最速タイムのようです。

P5010045.jpg
そして優勝は、美幌バックカントリークラブでした。
来年はどんころに勝った上で、連覇を狙ってください。

日本一長いレースなので、レース中もバウマンとスターンマンしかいない状況がほとんどです。
どんな言葉を交わし、どんなドラマがあったのかは周りの人には知ることができません。
一艘の艇でゴールを目指した仲間だからこそ分かち合えるものがあると思います。

今回はB方式にも釧路公立大と帯広畜産大などから多く参加してくれたのも良かったです。
カヌーをする環境としては過酷だったかもしれませんが、
またのお越しをお待ちしております。

リザルトはラピッヅ掲示板にアップされています。

さぁ、カヌーシーズンが始まりますね。

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