2007年04月
2007年04月30日
【前日】
天気は良く暖かいが、海からの強い風が吹いた。夕方にはおさまったが、明日もこの風が吹くとイヤだな。
今年の100kmは参加艇19。例年より若干多目なのだが、和琴キャンプ場に集まる人はいつもより少なく、落ち着いた雰囲気で夜を迎えた。
夜になっても比較的暖かい。いつもならこの時期、日が暮れるとダウンジャケットが必要な寒さなのだが、今年はジャージにフリース程度で過ごせる気温だ。
今年で5回目?6回目?の参加だが、何回参加しても長丁場の辛いレース前はあまりいい気持ちではない。もう早いとこサッサと済ませてしまいたい気分。
翌朝の早起きに備えて、9時頃就寝。
【朝】
3時30分起床。まだ暗いが、さほど寒くない。いいぞ!
湯を沸かし、コーヒーを飲み、朝食の準備。レースの日の朝食はきまっている。パックご飯2つ(400g)に納豆2パック、生卵2個ぶちこみ、ガツガツかっこむ。これでエネルギー充填完了だ!
5時30分、早々にスタート地点に移動する。
時間に余裕があるのでゆっくり身支度をしていると、参加者が集まってきた。去年に引き続きチームを組むHさん・Nさんも到着。舟を下ろしてスタート準備。
使用する舟は、これまた去年に引き続き、野村さんから借用の「We-No-Nah Sundowner」だ。17フィート、オールケブラーの軽い舟だ。同じメーカー製で「Jensen」という舟もあり、これ(および、同じ型を使っていると思われるClipper艇)を使用するチームもいくつかあるが、SundownerはJensenよりガンネルが高くボトムが広いため、安定性および対浸水性に優れていると思われる。直進スピードではJensen有利だ。
このほか、どんころチームは五島さんビルドのコンポジ艇「ルーマ」(タンデム)を2艇持ち込んでいる。前日、湖で漕いでいるのを見たが、Jensen的な直線的デザインで、かなり速そうだ。パドラーの技量も鑑みると、どんころチームが本命か!
スタート時点でいつも悩むのが、服装だ。自分はここから弟子屈まで2時間ほどのパドリング。暑すぎず・寒すぎずのウェアを選ばなければならない。寒い日ならドライスーツなのだが、今回は暖かいのでウエット+ドライトップにする。マメと皮むけ防止のテーピングもキツいのでやめて、ネオプレンの手袋にした。
うっしゃー、スタートだ!
用意ドンで全力ダッシュのスラロームじゃあるまいし、とにかく長丁場なので、全然緊張しない!
【眺湖橋~トウベツ合流(弟子屈町)】
どうでもいいけど、トウベツの「トウ」は金へんに当。出ないぞそんな字!
スタートはO&N。(Oが私だ!)
去年は余力を残してゴールしちゃったという後悔があるので、今年は幾分ハイペースで漕ぐことにする。「ピッチこんなもんでいい?ハット(左右の漕ぎ換え)は合わせる?」ときくと、Nさんからは「こっちが合わせるから、好きに漕いでいいですよ」という心強い返答。自分は右漕ぎなので、右主体でサクサク漕いでゆく。
それにしてもSundowner、曲がらねぇぇぇぇぇぇ!!!!!
源流部は倒木沈木が多いため、一応バウの私が指示を出すのだが、かなり手前で回頭を始めないと間に合わない。さっそく古い棒杭に突き当たり、やむなくバックフェリーの指示。すぐ後ろをスタッフのくせに血相変えて漕いでいた仙庭・伊美艇に抜かれる。くやしいぃぃ!
必死で漕ぐが、結構キツいぃぃ。あれれ、大丈夫か?俺。しかもこの気温は、ドライトップを着ていると猛烈に暑い!熱が中にこもって、頭が痛くなってくる。たまらず、漕ぐ手を止めてドライトップを脱いだ。
美留和までに2艇を抜き、スターンのNさん→Hさんチェンジ。
このへんで自分の体も有酸素運動のペースに変わり、いくぶん楽になる。
Hさんの漕ぎは頻繁にボヨンボヨンと揺れ、なぜか常に左側に傾いているため、結構疲れる。でもそれはいつものことだ。気にしないで行こう。
美留和から弟子屈までは、蛇行・倒木ともにいっそう気を抜けなくなる。曲がらないこの舟では全航程中最も精神的に疲れる部分だ。何度も倒木の枝をはじき、スターンのHさんから「すんませーん」の声がかかる。まあ、いいってことよ!
源流部の難所「土壁」にさしかかる。先々週に下見したときより水量が若干多く、流れが少し違う。このへんは倒木沈木が多い上に勾配がきつく、ルート選定がやっかいだ。中州になっているところにスタッフのSさんが立っている。中州のどっち側を通ればいいか指示してくれる係なのだ。
Sさんが叫ぶ。
「右!右いけるってー!
ウソウソ、左だよー。
いや、右も大丈夫だー!
左ね、ほんとは左」
どっちなんだよ!!!!!
気心知れたSさんだからなんだろうけど、曲がらない舟で必死こいてる身としては、まじムカツイた!
ま、いいか。
やがて弟子屈町内の三面護岸に入る。
先行する2艇においついた!
まず1艇。並んだところでHさんが声をかける。
「ペインターロープ垂れてるよー」
これはウマい!
敵艇がロープに気を取られている間に抜き去る!
(いや、ほんとに垂れてたんだけどね)
札幌在住ですっかり性格が悪くなったHさん、次もこの手を使って抜き去る!
わぁ、自分にはとてもできないな・・・
観覧車跡の落ち込みを無事クリア。水もくまず、Hさんの見事なコース取り。
何年ぶりかで下った観覧車。流れ速いなぁ。
トウベツ合流も全然問題なーし!
ふぅ、ようやくここで私→Nさん交代。休めるーーーー。
天気は良く暖かいが、海からの強い風が吹いた。夕方にはおさまったが、明日もこの風が吹くとイヤだな。
今年の100kmは参加艇19。例年より若干多目なのだが、和琴キャンプ場に集まる人はいつもより少なく、落ち着いた雰囲気で夜を迎えた。
夜になっても比較的暖かい。いつもならこの時期、日が暮れるとダウンジャケットが必要な寒さなのだが、今年はジャージにフリース程度で過ごせる気温だ。
今年で5回目?6回目?の参加だが、何回参加しても長丁場の辛いレース前はあまりいい気持ちではない。もう早いとこサッサと済ませてしまいたい気分。
翌朝の早起きに備えて、9時頃就寝。
【朝】
3時30分起床。まだ暗いが、さほど寒くない。いいぞ!
湯を沸かし、コーヒーを飲み、朝食の準備。レースの日の朝食はきまっている。パックご飯2つ(400g)に納豆2パック、生卵2個ぶちこみ、ガツガツかっこむ。これでエネルギー充填完了だ!
5時30分、早々にスタート地点に移動する。
時間に余裕があるのでゆっくり身支度をしていると、参加者が集まってきた。去年に引き続きチームを組むHさん・Nさんも到着。舟を下ろしてスタート準備。
使用する舟は、これまた去年に引き続き、野村さんから借用の「We-No-Nah Sundowner」だ。17フィート、オールケブラーの軽い舟だ。同じメーカー製で「Jensen」という舟もあり、これ(および、同じ型を使っていると思われるClipper艇)を使用するチームもいくつかあるが、SundownerはJensenよりガンネルが高くボトムが広いため、安定性および対浸水性に優れていると思われる。直進スピードではJensen有利だ。
このほか、どんころチームは五島さんビルドのコンポジ艇「ルーマ」(タンデム)を2艇持ち込んでいる。前日、湖で漕いでいるのを見たが、Jensen的な直線的デザインで、かなり速そうだ。パドラーの技量も鑑みると、どんころチームが本命か!
スタート時点でいつも悩むのが、服装だ。自分はここから弟子屈まで2時間ほどのパドリング。暑すぎず・寒すぎずのウェアを選ばなければならない。寒い日ならドライスーツなのだが、今回は暖かいのでウエット+ドライトップにする。マメと皮むけ防止のテーピングもキツいのでやめて、ネオプレンの手袋にした。
うっしゃー、スタートだ!
用意ドンで全力ダッシュのスラロームじゃあるまいし、とにかく長丁場なので、全然緊張しない!
【眺湖橋~トウベツ合流(弟子屈町)】
どうでもいいけど、トウベツの「トウ」は金へんに当。出ないぞそんな字!
スタートはO&N。(Oが私だ!)
去年は余力を残してゴールしちゃったという後悔があるので、今年は幾分ハイペースで漕ぐことにする。「ピッチこんなもんでいい?ハット(左右の漕ぎ換え)は合わせる?」ときくと、Nさんからは「こっちが合わせるから、好きに漕いでいいですよ」という心強い返答。自分は右漕ぎなので、右主体でサクサク漕いでゆく。
それにしてもSundowner、曲がらねぇぇぇぇぇぇ!!!!!
源流部は倒木沈木が多いため、一応バウの私が指示を出すのだが、かなり手前で回頭を始めないと間に合わない。さっそく古い棒杭に突き当たり、やむなくバックフェリーの指示。すぐ後ろをスタッフのくせに血相変えて漕いでいた仙庭・伊美艇に抜かれる。くやしいぃぃ!
必死で漕ぐが、結構キツいぃぃ。あれれ、大丈夫か?俺。しかもこの気温は、ドライトップを着ていると猛烈に暑い!熱が中にこもって、頭が痛くなってくる。たまらず、漕ぐ手を止めてドライトップを脱いだ。
美留和までに2艇を抜き、スターンのNさん→Hさんチェンジ。
このへんで自分の体も有酸素運動のペースに変わり、いくぶん楽になる。
Hさんの漕ぎは頻繁にボヨンボヨンと揺れ、なぜか常に左側に傾いているため、結構疲れる。でもそれはいつものことだ。気にしないで行こう。
美留和から弟子屈までは、蛇行・倒木ともにいっそう気を抜けなくなる。曲がらないこの舟では全航程中最も精神的に疲れる部分だ。何度も倒木の枝をはじき、スターンのHさんから「すんませーん」の声がかかる。まあ、いいってことよ!
源流部の難所「土壁」にさしかかる。先々週に下見したときより水量が若干多く、流れが少し違う。このへんは倒木沈木が多い上に勾配がきつく、ルート選定がやっかいだ。中州になっているところにスタッフのSさんが立っている。中州のどっち側を通ればいいか指示してくれる係なのだ。
Sさんが叫ぶ。
「右!右いけるってー!
ウソウソ、左だよー。
いや、右も大丈夫だー!
左ね、ほんとは左」
どっちなんだよ!!!!!
気心知れたSさんだからなんだろうけど、曲がらない舟で必死こいてる身としては、まじムカツイた!
ま、いいか。
やがて弟子屈町内の三面護岸に入る。
先行する2艇においついた!
まず1艇。並んだところでHさんが声をかける。
「ペインターロープ垂れてるよー」
これはウマい!
敵艇がロープに気を取られている間に抜き去る!
(いや、ほんとに垂れてたんだけどね)
札幌在住ですっかり性格が悪くなったHさん、次もこの手を使って抜き去る!
わぁ、自分にはとてもできないな・・・
観覧車跡の落ち込みを無事クリア。水もくまず、Hさんの見事なコース取り。
何年ぶりかで下った観覧車。流れ速いなぁ。
トウベツ合流も全然問題なーし!
ふぅ、ようやくここで私→Nさん交代。休めるーーーー。
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