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北海道釧路市を拠点に活動する、カヌー・カヤックのパドリングクラブです。北海道カナディアンスラローム選手権大会(通称カナスラ)や釧路川100kmカヌーマラソンを主管しています。
も  の

2008年05月02日

■100kmマラソン速い舟
100kmマラソンの記事を書こうと思っているんですが、
今年は自分が出なかったもので、どうも書きにくい。

毎年出場して、レースが終わったあとに
「観てるだけの立場だったらもっといろいろ書けるのに」と思っていたのですが、
実際はダメね。
観てるだけといっても、観られる場所は数えるほどしかないし、全体が見えるわけでもない。

優勝したBlueHolicの嘉藤さんのブログや、阿寒ネイチャーのブログ、
どんころのサイトなんかにすばらしいレポートがあります。
本人から承諾が得られたら、その辺のリンクを貼り付けてごまかそうと思います。


さて、長距離ダウンリバーレースで速い舟と言えば!

ジャカジャン!

まずは何といってもWe-no-nahclipperジェンセン
100kmマラソンでも大人気。使用チームはいくつもあります。今年3位のチームも使っていました。

080502-1.jpg

ジェンセン17ft。速そうですねー。シャープですねー。でも、けっこう水を汲むそうです。
本国価格、ケブラー艇で2199US$/2895カナダ$
25万円程度でしょうか。
クリッパー社の性能評価によると「安定性8・操作性7・速さ8・ホワイトウォーター性能4」だそうです。



ちなみにジェンセンとは、設計者ユージン・ジェンセンの名前です。同じジェンセンという舟でも何種類かあって、

ジェンセン18ft
080502-2.jpg

めちゃめちゃシャープですね。「安定性9・操作性6・速さ9・ホワイトウォーター5」だそうです。お値段はケブラーで2329US$/2550カナダ$。17ftよりちょっとお高め。



ジェンセンV1-18'6というもっと長いのがあって、
こいつは……

080502-3.jpg


静水レース用ですね。


ほかにWe-no-nahのケブラー艇でサンダウナーというのがあり、野村さんが所有しています。

080502-4.jpg


これも軽くて速い。ジェンセンよりガンネルがかなり高いので、水汲みが少ない。現在はロイヤレックス艇しかカタログラインアップされてません。

ただし、風には異常に弱い! 曲がらない!
過去2~3年、自分はこの舟を借りて出場していました。自分はバウ専門なのでこの舟の曲がりにくさを実際に味わったことがありませんでした。

しかし、今年はレース前日に、これに一人で乗って屈斜路湖を漕いでみた。
ヒュゥ~ッと風が吹くと、もうダメ。決して強風ではない。ヒュゥ~で、もうどうしようもない。
バウドローを入れようと、全体重をかけてバックスイープを入れようと、全く回らない。
風に吹かれて、だんだん沖へ…沖へ…

遭難するかと思った!!!
結局、舟を回さずにバック漕ぎで帰ってきました(泣


さて、100kmマラソニストに絶大の人気を誇り、しかも滅多に手に入らない(上記の舟はどれも事実上手に入らないが)、今年の優勝艇といえばこれです。

シー・クリッパー
080502-5.jpg

18'6の巨大な舟で、そのマイルドなルックスとは裏腹に、とても速いそうです。(自分は乗ったことがない)
安定性10・操作性6・速さ10・ホワイトウォーター8」と、評価もすごい。回りにくいけど、速くて水を汲まない舟!
ジェンセンの「速さ8」に対して「速さ10」っていう評価はすごいな。
ケブラー艇で2450カナダ$。
やっぱり25万円くらいか。


もうひとつ、今年の準優勝艇、かつ、過去には福・福ペアがずーーーーっと連覇していたときの舟、ダガー・インタリュードという、ロイヤレックスのくせに速いやつがあるんですが、
あまりにも古い舟なために画像が手に入りませんでした。
不思議な形のボトムで、バウの水切りが良さそう。しかもうまい人が乗ればターンもとても良さそうな舟です。



さて、ジェンセンとシークリッパーのケブラー/FRP艇は現在でも製造されています。現地価格だと、ごく普通のカナディアンの値段だよね。
ところが、日本に輸入するディーラーがない。

唯一、神奈川県の某ショップでいちおう扱ってくれるようですが、そのショップ曰く
まとめて輸入しても、売れない。対費用効果を考えると、常時取り扱いはできない。欲しい人がいれば、1艇ずつの輸入になる。だから、とても高くつくということで、


どれくらい高くつくかというと、



このショップ、良心的なことに、web上に価格表を出してくれています。
それによると…

どの舟も…



60万~70万円

いやー
買わないわ。


ということで
誰かシークリ売って!
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2008年04月28日

■期待を裏切ってカメラのお買い物の話
えー、釧路川100kmに参加の皆様、お疲れさまでした。
記事がアップされていることを期待してか、このブログも今日かなりのアクセス数をかせいでおりますが……



みんなの期待を裏切って!

100kmの記事は、まだだよ!



残念でした!



もうちょっと待ってね。






今日は、YAMADA電機でまんまとハマッてきました。

ことの起こりはデジカメです。2年前に買ったニコンのCoolPix S4
小さいことと、光学10倍ズームに惹かれて買ったのですが、某サイトのユーザーレビューで「こんな下品なカメラ、初めてだ」と書かれていたのは嘘じゃなかった…

▲ファインダーなしの液晶モニターだけなので、天気の良い外では全く見えない。これは痛い! 去年のカナスラの写真は、ほとんど勘で撮りました。それに液晶モニターだと、画面の水平を出すのが案外難しい。

▲手ぶれ防止機能がついていない。これは買うときに気づかなかった。今時のデジカメには必ずついていると思ってた。

▲オートフォーカスの感点がどこなのか、未だにつかめない。モニターにマークが出ないんだもん。なんか、いいカメラだと自動的に人間の顔を感知して、そこに焦点を合わせてくれるそうなんだけど、S4は馬鹿。カヌーの写真を撮ると、ほとんどが対岸の草の写真になる。スラの写真を撮ると、ゲートポールの写真になる。
おまけに液晶モニターだけだと、ピントが合ったのかどうなのか、わからん。

そもそも、こんな形のカメラ、どうやって構えればいいのかわからん!

060310.jpg

結局、2年使っても全然慣れません。
大会などで写真をバシバシ撮って、帰ってきてPCに落とすとき、
「これもダメ、これもダメ、これもこれもこれもダメ……」
この悲しさ。


これって、いったい何を撮るためのカメラなんだ!?

S4に対する私のユーザーレビューは、この一言に尽きます。


だもんだから、もうかなり前から新しいデジカメが欲しかった。
2年たつと、またまたいいのが安くなってるもんなー。

そこで目をつけたのが、これ!

080428-1.jpg

オリンパスSP-560UZ
ちゃんとカメラの形をしてる!
ファインダーがついてる!
光学18倍ズーム(すげえ

まず、初めて買ったデジカメがオリンパス。C-720UZってのがとても馴染みやすいカメラだったんで、オリンパスには好感を持ってるんです。
あー、小学生のときもらった初めてのカメラがオリンパス・ペンだったな!
080428-2.jpg




ところでこのSP-560、上位機種の570が出たので値崩れしつつある。そもそもオープン価格だから定価はないんだけど、今でも5万円以上の値札をつけているお店もある。
ところが価格.comで調べると、最安値は3万円を切っている。瞬間最大風速だと2万7千円台まである。
ついでに防水ケースも欲しい!
あわせて6万円以下で!

ネット通販だと6万円以下確実なのだが、格安現金販売のお店が多いので「ボーナス払い」ができるかどうか、難。
そこで、とりあえず価格調査のつもりでYAMADA電機に行ってみた。今日。
そしてY泉さんに会った(それはどうでもいい

デジカメ売場へまっしぐら。お、あったあった560。ふむ3万5千円、やっぱ店舗販売は高いな。

するとすかさず店員さんが寄ってきた。
あれ?こういう量販店って、割とお客さん放ったらかしのはずなのに。いきなり来たぞ!

店員:「お客さん、もう目をおつけになってる商品があるようですね?」
おれ:(う、しまった。欲しい欲しいオーラを見破られたか)「ええ、まあ、これなんですけど。570が出たから、560は安くなってないかなと思って」
中略


後略


全略

べつにここでお店での会話を再現してもしょうがないから、やめた。

でもこの店員、GW前の月末ノルマがあるんだかなんだか、とにかく押せ押せで攻めてくる。
「今日即決できない」と言おうが、(恥ずかしながら)「今日、カードの引き落とし日に口座にお金入れておくの忘れてたから、カード止まってるかもしれない」と言おうが、「ネットショップの方が安い」と言おうが、
とにかく
今日買え!今買え!頼むから買え!で攻めてくる。
これだけ「買わせる気満々」で猛攻をかけてくる店員には、生まれて初めて会った。

最終的に、もう、「ネットショップの最安値でこれこれの値段だったんだけど、同じになるか!どうだ!?」と逆襲をかけた!

するとどうだ!!!
「今日お買い上げいただければ、本来なら現金購入にしかつかないポイントサービスをつけて、そのポイントを防水ケースの代金に回していただければ、
同じになります!」との回答を引き出した!

店員さん、汗だくである。


そうか…
そこまで言ってくれるか…


そうなると、最初から「欲しい」という気持ちを持っているオイラの負けだ…






080428-3.jpg

はい、今、目の前にあります……



いやあ、それにしても、これほど店員さんとのやり取りの楽しかった買い物って初めてだよ。

よくやった!ヤマダ電機!!!
楽しませてもらったよ!!


防水ケースはお取り寄せで、5月中旬すぎになりそう。
歴舟に間に合うかな。
カメラに詳しい金太郎さんなら、SP-560はどう評価するだろう。そうだ、Y泉さんも何やらいいカメラ持ってたな。写真好きなのかな。
自分はべつに写真が趣味じゃないんですが、こうして撮った写真を公開する場があると、それなりに「いい絵を撮らなきゃ」という気持ちになります。


さ、100kmの記事、何書こう…
ああ、そだ、リザルトはカヌーライフに送ります。

2008年04月17日

■ライジャケ新調
もう10年くらい使い込んだライフジャケット、よれよれです。
見た目の色あせはいいんだけど、生地に無数の引っかき傷、おまけに紫外線による劣化が進み、いつ裂けてもおかしくない状態。
苦楽を共にした大切な道具だけど、そろそろ新調だな。

てなわけで、いいのがないか探してみました。

最近のウェア類は、自分がカヌーを始めた頃とは比較にならないくらいカッコいい。
パドリングウェアは100%化学繊維でできています。化繊は発色がいいからでしょうか、水色とか、ターコイズグリーンとか、ピンクとか、繊維メーカーが調子に乗って無茶な原色ばかり作るのでしょう。したがって昔のウェアはこれらまるで子供服のような色のものばかり。おまけに、ウェット系・ドライ系・PFDと、それぞれ別々のメーカーが勝手に作るものですから統一感なんてあるわけもなく、適当に買い足していくとセンスのかけらもない色とりどりの出で立ちになっちまったわけです。

それに比べると今は、色もデザインも、かっこいいなあ。

でも!
080417-1_convert.jpg

17500円‥‥高い







080417-2_convert.jpg

21840円‥‥‥高い!







080417-3.jpg

26250円‥‥‥高すぎ!!!!


どいつもこいつも、どうしてこんなに高いのか!
ライジャケ2万とか、かんべんしてくれや!

たぶん、昔のカヌーブームのときみたいに売れないからでしょうね。少量輸入・少量販売だとどうしても高くなる。原産国での価格って、どのくらいなんだろう。


で、やっと見つけました。納得デザイン、納得価格。

080417-4_convert.jpg


天下のモンベル、9500円。おお、一桁違う!
通販で送料入れても1万円。
ネットショップでクリックぽちっとやれば、3日で届いた。

これ、結構凝った作りになっている。
体にフィットさせるためのベルトは、両脇・胸・肩・背中まで1本でつながっていて(もちろん内部でね)、両脇のベルトをグイッと引っ張ると、全体がギュッと締まる。
お腹のポッケ内部には、さらに小さなポケットがふたつついている。
サイドファスナーやポケットのファスナーは、閉めたあとタブを隠しておくカバーがついている。

随所に小技が効いていて、さすがモンベル。日本人デザインか?

あとは耐久性がどんなもんだか。
でも海外メーカーの半分以下の値段だからね!
続きを読む >>

2007年09月13日

■すぐれもの【ライター】
昔やってた「すぐれもの特集」を再開。

今日はライターです。


喫煙者がずいぶん減ったけど、野外活動をするには欠かせないのがライター。
調理用のストーブに点火する程度なら100円ライターで十分かな。

パドラーが使うライターとして、欠かせない条件が以下の3つ

1:強風下でも確実に点火する
2:濡れていても点火する
3:氷点下の気温でも火力が落ちない

なかなかないんですよ、この条件を満たすライター。
ジッポなんて思ったより風に弱いし、だいたい火打ち石が濡れたらアウト。

私は十年近く前からこれを使っています。

070913.jpg


新富士バーナー社製の「Gトーチ」。
ライターというより、文字通りトーチです。圧電点火式で、ワンクリックで1300度の炎が確実に出ます。

ずぶ濡れでも、火口の水を「フッ」と息で飛ばしてやるだけで、確実に点火します。
カセットコンロ用のガス(プロパン入り)が使えるので、かなりの低温(マイナス10度とか)でも火力が落ちません。
アウトドア用のライターとしては、すばらしいです。
火力が100円ライターなんぞとは比べものにならないくらい強いので、ロープの末端処理なんかも楽ちんです。

欠点は
1:昔ラインナップされていた廉価版はストラップがついていなくて、キャップ側にひもがついていたため、本体を川にポチャリと落として失くしてしまった。
2:構造上、首の部分(写真で銀色に見えるところ)の根本が折れやすい。キャップを開けた状態で踏んづけたら、一発でダメになった。
この2点。

で、この2点をメールで新富士バーナー社に知らせたら、大変丁寧な返信とともに、新品をひとつ送ってくれましたよ!
企業としてもすばらしい!!

それ以来ずっと使い続けて
第1号:前述の通り、川に落とした
第2号:前述の通り、首が折れた
第3号:銭湯に忘れてきた
第4号:つい先日まで使っていたが、ガスのノズルがダメになったのか、ガスが出たり出なかったり。
第5号:最近購入

ところがこれ、すでに絶版製品らしく、製造元のサイトにはもう載っていません。ネット通販の「ナチュラム」にはまだ在庫があるらしい。
3つくらい買っておきたいくらいです(高いけど)。

ただ、製造元には新製品として「Gフレーム」というのがラインナップされています。こちらも気になるところです。


とにかく、ずぶ濡れでもつくライターが欲しければ、これです!

2007年08月16日

■画期的
弟子屈町の国道沿いにある弟子屈ラーメン
平成15年に札幌二十四軒店が開店したのが始まりで、弟子屈町に「総本店」ができたのはそれより遅く、去年のことだそうだ。

ここの夏季メニュー
山わさび冷しラーメン

070816.jpg

うまい!

いわゆる「冷し中華」ではなく、塩の利いたしょっぱいスープのかかった、冷たいラーメン。
すりおろした山わさびが一掴み、みょうが、からし菜がたっぷり入っていて、
実にさわやかに辛い!
(8月上旬に食べたときより、からし菜の量が減っていて、辛さ控えめになっていたのが残念)
嫁さんと「これは画期的だねぇ」と感心した。




さて、8月15日、暑かった!
弟子屈、朝9時の気温が28度。

こう暑くなると、釧路川は虻の天下だ。
その数たるや、屈足の比ではない。たちまち漕いでいられなくなるくらい、虻にたかられる。

今回は虻対策として、DEPOで購入した長袖のラッシュガードを着用。
サラッとした生地で保温性がほとんどなく、肌触りがよくて暑い日でも快適。水にぬれると、何も着ていない状態よりも涼しく感じる。さらに紫外線95%カットだそうだ。
色は白を選んだ。黒のほうが格好良さそうだが、なんとなく白のほうが虫が寄ってこない気がする。

さて、漕いでみると
虻よけ効果絶大!

ラッシュガードで覆われた腕には、虻がただの1度も、とまりさえしなかった。

虻の目は、おそらく蚊と同じように熱(赤外線)を見ているのかな。
だから、冷たい水の上に浮かんだ熱源(人間)は虻から見るとやたらと目立つのだろう。
ところがこのひんやり冷たい生地のせいか、その色のせいか、ラッシュガードに覆われた部分は、虻には全く見えていないのではなかろうか。

ただし、顔にはわっさりとたかってくる。
虫除けスプレーをたっぷりかけてあるので噛まれることはないのだが、それでもあまりいい気分ではない。
午前中たっぷり漕ぐ予定だったが、1時間で退散。
あとは屈斜路湖でぷかぷか泳いで過ごした。

今度は防虫ネットをかぶってみようかな。

とにかく、お盆時期の暑い日には、万全の虻対策を!

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